「ちとふな22の会」の活動経緯

「ちとふな22の会」は、最初は、「千歳船橋駅北側街づくりの会」という名前で活動してきました。経緯としては

=1993年から、都市計画決定により梅が丘から和泉多摩川までの小田急線高架事業が開始されたことに伴い、千歳船橋の駅前広場や駅周辺の整備計画を議論するために、世田谷区役所の指導の下に千歳船橋駅地区北側街づくり懇談会が開催された。

=1995年7月5日 第8回懇談会で街づくりを検討する組織づくりについて合意、その後準備会を開催

=1995年11月29日 「千歳船橋駅北側街づくりの会」(会長:林 延宏氏)発足

=1996年以降 

「千歳船橋駅北側街づくりの会」(以下「街づくりの会」という)は毎月会合を開催し、千歳船橋駅舎のデザイン、高架下の利用のあり方、駅前広場や周辺道路のあり方等について、議論してきた。

この中で、世田谷区(以下「区」という)や小田急電鉄からの説明の聴取、質問の提出等を行うほか、高架下の具体的な利用計画についての地元としての案を策定するとともに、駅舎については要望を取りまとめて世田谷区に提出し、東京都や小田急に地元の意見を伝達するよう要請してきた。この間、駅の南側の協議会とも合同の検討会を開催。

=96年4月14日 千歳虎屋の前の広場で、第1回「まちづくりフェアー」開催。緊急時の米の炊き出し、消防団の訓練実演などが行われた。

=97年5月30日、「千歳船橋駅南街づくり協議会」と共同で、南北の協議会会長連名で世田谷区長に対し「駅舎に関する要望書を提出した。

=98年4月16日  東京都及び小田急は事前に地元との意見交換をすることもなく、突然駅舎のデザインを決定したものとして公表した。

=98年5月13日  南北協議会会長連名で、東京都佐藤建設局長、小田急電鉄(株)北中社長、世田谷区大場区長にたいし、「抗議書及び要請書を提出。 

=98年8月26日  南北協議会合同で世田谷区張宛てに、「千歳船橋駅周辺街づくり提案を提出。

=98年10月19日 南北協議会合同で、東京都、小田急当てに、駅舎のデザイン変更案」を提出。

 

1999年

=99年1月18日  22世紀に美しい船橋を残すため、これまでの街づくりの会を「千歳船橋まちづくり協議会」(以下「協議会」という)、通称

「まちづくり船橋22の会」

と名前を変えて新たな出発を期することにした。これは、22世紀をも視野に入れて、未来の子供たちに安心して住める楽しい「まち」を残そうと言う意味を込めた名前である。

=99年2月1日、4日、区が作成した「千歳船橋駅周辺地区街づくり計画(素案)」について、住民説明会開催。住民からは、反対意見続出。安全な街づくりについての考え方等について区と住民で異なることが明らかになった。

=3月14日 柳の枝落とし 駅前の柳の古木を残すことが決まり、傾いた木が倒れるのを防ぐため、余分な幹や枝を切り落とす作業を実施。協議会として植木屋さんを頼むとともに、日曜日早朝から10人程度が作業補助に参加。落とした枝はゴミ袋にいれて各自が家に持ち帰り、ゴミ回収日に出した。小枝を挿し木にして育てている人も居る。又、幹にできた空洞の治療も行った。

=7月18日(日)千歳船橋駅南側の「桜丘まちづくり音楽会」を共催した。

=8月29日(日)船橋一丁目公園において、第二回「船橋まちづくりフェアー」を開催  した。展示コーナー、ゲームコーナー、模疑店、フリーマーケット等。

=その後9/17,10/13,11/17,12/13に協議会が開催された。この間、フェアーの成果もあって参加人数が少しずつ増加し、テーマ毎に議論をするため、交通環境部会、資源環境部会、施設街並部会の設置が決定。交通環境部会は、道路計画、駐輪場問題について4回部会を開催。

=11月5日 駅前の柳の古木の枝が張り出してきたので、再度枝落としを実施。早朝から10人(小学生2名含む)が参加。

=11月12日 世田谷区議会都市整備常任委員会において、協議会のメンバーを含む千歳船橋の住民から提出(8月12日)された、上記「千歳船橋駅周辺街づくり計画(案)」の道路計画(6m道路を8mに拡幅する等)の白紙撤回を求める陳情について審議がなされ、陳情の趣旨を入れて、引き続き住民との意見交換を進めてから決定するべきとの結論がだされた。

2000年

=2000年3月20日 まちづくり見学会を実施。商店街ぐるみで空缶回収等を実施している早稲田のエコステーションと、首都高速の高架下を児童遊園地や緑道として利用している音羽パークロードを見学。(写真はこちらを参照)

=4月 世田谷区が、「千歳船橋駅周辺地区街づくり計画案(見直し案)」を提示。

=6月 千歳船橋まちづくり協議会として、上記見直し案についての意見を取りまとめるために、地域住民を対象に

   道路などのあり方についてのアンケートを実施。

=8月26日 第三回まちづくりフェアー(千歳虎屋前広場で)を開催、商店会、法人会等も協力。リサイクルポスターのコンクール、アンケート結果等を発表。和響太鼓の演奏、「星の砂」コーラス、子供生活研究所の展示など、盛りだくさん。

=12月14日 地区街づくり計画案に対する意見書について、住民懇談会開催。

2001年

=2月7日 地区街づくり計画案に対する意見書を区長宛て提出

=4月14日、世田谷区が、「ポケットパークをつくろー会」を開催。船橋1丁目の15番の角地のポケットパークをどんな公園にしたいのか、地域でデザインを考える活動に参加しました。

=5月12日 第二回「ポケットパークをつくろー会」6月9日第三回、7月7日第四回、8月1日第五回、9月5日第六回、

=10月10日 第7回 「ポケットパークをつくろー会」最終回開催

=10月13日 第4回「まちづくりフェアー」(一丁目公園) 開催 

11月3日 交通部会で交通運用計画について議論。

=12月16日 森繁通りを借り切っての「ちとふなまつり」(千歳船橋商店街組合主催)に参加。第5回「まちづくりフェアー」として、エコクイズとうどんの模擬店、交通運用計画、船小立替計画への意見募集を行いました。

=12月18日 千歳船橋駅周辺の駐輪場の継続設置などについての要望書を区に提出。

2002年

=1月19日 ポケットパークの名称について審査委員会が開催され、応募総数32件の中からかどっこ広場という名前が決定された。

=2月5日 船橋会の例会に会長以下2名で出席し、駅前周辺交通計画の協議会案を説明。また、かどっこ広場の協定への参加について勧誘、回覧版利用を依頼した。

=2月23日 かどっこ広場のレンガ積みに子供たちも参加。

=3月27日付けで、昨年12月の要望書に対する区から中間報告が来た。

=4月 区の砧総合支所街づくり課の岩野さん、加藤さんが異動、後任に川崎さん、本山さんが来た。課長は窪松さん。

=4月からかどっこ広場が使えるようになった。「かどっこ広場を育てる会」を募集、8人がメンバーとなった。

=4月 区長は既に平成13年10月1日付けで、駅前広場の部分を道路法第8条1項及び第18条1項の規程に基づき道路として認定していたことが判明した。

=4月 駅前広場のタクシー乗り場、タクシーの通路などについて議論。

=6月8日 「かどっこ広場を育てる会」の初会合。

=7月13日 船橋小学校校庭での「遊び場ふなっ子夏祭りに、ホットドッグ、冷製ポテトスープの屋台で参加。

=8月31日 かどっこ広場で、子供たちも集まって花火大会をした。

=11月3日 「ふなばしふれあい祭り」で、世田谷区の「地域風景資産」に、「季節の野草にであう小径」(千歳が丘高校の校庭を巡る小径)を指定申請するための広報活動を実施。

=11月9日 世田谷区の選定会で、「季節の野草にであう小径」が「地域風景資産」として選定された。

=11月9日、10日 船小の校庭の樹木が校舎改築に伴い伐採されてしまうので、これを救出する作戦に参加。「みんなの森を守る会」に協力して、どうだんつつじ、もくれん、姫りんごなどを救出、移植しました。

 

=12月15日 商店会のちとふな祭りに参加して、第6回まちづくりフェアー」開催。フリマ、展示、鯛潮汁・ホットドックの模擬店を出店。

2003年

=2月 まちづくりコンサルタントとして、新しく山崎さんが就任。

=3月 平成15年度のまちづくり協議会助成金の申請を行った。

=4月 区より駅前広場周辺の計画図が示され、秋までに地元としての構想を提案することとなった。

=5月 区の船橋出張所の埼玉所長と会合をもち、「身近なまちづくり推進協議会」との関係構築について相談した。

=6月8日 青少年船橋地区委員会 子ども対象事業部の主催する「船橋ウオークラリー」が実施された。協議会としては、チャックポイントNo2となった「かどっこ広場」を担当した。まちづくりアンケートも実施した。

=7月19日 船小校庭で8町会連合会主催で開催された「ふなっ子夏祭り」に模擬店(枝豆、たこ焼き)を出典して参加。

=7月20日 商店会主催の「ちとふな祭り」に参加して、第7回「まちづくりフェアー」を開催。模擬店(冷麺、生ビール、枝豆)、フリマ、展示、駅前広場アンケートを実施。

=7月27日 区役所が主催して、「駅前広場づくりワークショップ」が開催された(笹原小学校にて)。南北の商店会、町会の人、協議会のメンバーなど約30人が参加して、駅前広場への思いを語った。9/7、10/12と開催された。

=この頃から、船橋に住む多摩美の学生など、若者が関心を持ってまちづくりに参加してくれているので、ヤングまちづくりと呼んでいる。

=10月11日 身近なまちづくり協議会 主催のみじまちウォークに参加。成城経由狛江まで。

=11月3日 希望が丘公園で開催された「船橋ふれあい祭り」に「まちづくり亭」を出店し、つくね団子を販売(売上約300本、利益7436円)

=12月14日 商店会主催のちとふな祭りに参加、展示、フリマ、模擬店を出店。

 

=12月19日 最後のワークショップが12月9日に開催され、まとめについて意見交換が行われました。搬入車や地元の車以外は入れない道路にしたい、駐輪場を広場の地下に作れないかなどがテーマとなりました。これらの意見を踏まえて、地元の若手で広場のデザイン案をつくることになった。

2004年

=2月21日 みじまちウォークに参加、梅丘 羽根木公園まで。

=2月 グリーンマップちとふな の提案がヤングまちづくりから出された。

=3月 ワークショップの最終回での依頼を受けた、多摩美の学生が駅前広場のデザインを描いて、区に提出した。

=3月31日 虎屋の前の駐輪場 が閉鎖となる。

=5月 世田谷区砧総合支所の街づくり課から、今年度以降は区の組織縮小もあり、協議会への定期的な出席は困難であるとの説明がなされた。

その後活動が休眠状態 

 

2005年

=5月27日 砧総合支所の街づくり課長から、「駅前広場づくりワークショップ」参加者などに駅広の整備方針についての考え方が文書で伝えられました。内容及び地図はこちらです。整備事業の完成は19年度にずれこむとのことでした。

=9月4日 多摩美の学生S君がFM世田谷の放送番組、「世田谷ラジオ倶楽部」の"Good Life for You"のコーナーで、若人とおじさんおばさんたちのコミュニケーションが存在している街として 千歳船橋を紹介してくれました。郡上八幡の例をだして、その地域を誇りに思えるように、もっと地域を知ってほしいと訴えました。駅前にあった柳の木についての詩 「やなぎのきもち」が朗読されました。

=9月22日 旧千歳船橋まちづくり協議会の一部のメンバーで出直し打合せ会合

=10月 22世紀に魅力ある町を引き継ぐことをねらいに、「ちとふな22の会」として、旧千歳船橋街づくり協議会を発展的に改組して、ちとふなの魅力アップについて語る会としてスタートすることとした。

=12月 「ちとふな22の会」として、区の地域コミュニティ活性化支援補助金交付申請 を行い、認められた。内容としては、ちとふな魅力アップ講座として、講師を呼んで講演会を開催するもの。

 

2006年

1月28日 「第一回ちとふな魅力アップ講座」開催。講師は、「NPOみんなでまちづくり」の原田邦彦理事にお願いした。

=3月11日(土) 「第二回ちとふな魅力アップ講座」開催。講師は、日本大学理工学部建築学科 専任講師の 八藤後 猛 氏。

=8月14日 世田谷区から、千歳船橋駅前広場整備についての説明会。(商店会会議室) 

=2000年3月20日 まちづくり見学会を実施。商店街ぐるみで空缶回収等を実施している早稲田のエコステーションと、首都高速の高架下を児童遊園地や緑道として利用している音羽パークロードを見学。(写真はこちらを参照)

=4月 世田谷区が、「千歳船橋駅周辺地区街づくり計画案(見直し案)」を提示。

=6月 千歳船橋まちづくり協議会として、上記見直し案についての意見を取りまとめるために、地域住民を対象に

   道路などのあり方についてのアンケートを実施。

=8月26日 第三回まちづくりフェアー(千歳虎屋前広場で)を開催、商店会、法人会等も協力。リサイクルポスターのコンクール、アンケート結果等を発表。和響太鼓の演奏、「星の砂」コーラス、子供生活研究所の展示など、盛りだくさん。

 

=12月14日 地区街づくり計画案に対する意見書について、住民懇談会開催。

=12月18日 千歳船橋駅周辺の駐輪場の継続設置なについての要望書を区に提出。 

 

2007年

=3月31日 「かどっこ広場」誕生5周年記念行事開催。広場をいつもきれいにしてくれている方々に、感謝状と記念品を授与しました。その後、花壇に季節の花(ビオラ)を皆で植えました。軽いランチをしながら歓談しました。

=10月17日 世田谷区役所砧総合支所 街づくり課の野徳課長から、2号道路(駅前から郵便局までの道)3号道路(森繁通りから郵便局へ入り突き当たりまで)の拡幅について手続きを開始する旨の連絡が、来ました。

 

2009年 

=12月5日 ちとふな22の会の会合が久々に開催。

 

2010年

=2月 ちとふな22の会合で、「ちとふな いにしえ写真集」を作成しようということを決定しました。

=8月 「ちとふな いにしえ写真集」の作成のため、古い写真の貸出を依頼するビラを、船橋会の協力により回覧板で配布しました。

 

2011年

=3月15日 「身近なまちづくり推進協議会」の催しとして 地元に住む蓑原敬さんの講演会がまちセンで開催されました。「都市計画家からみた船橋地区のまちづくり」というテーマで、ちとふなの原風景を大切にしたい、住民と行政との対話が重要等の話がありました。

=3月27日 かどっこ広場で花の植え替えを行いました。ベンチのペンキ塗りも別途行われました。

=5月10日 ちとふな駅前広場の活用について区の主催で第一回「駅前広場ワークショップ」が開催されました。

=6月5日  「あおばまつり」の一環として、船橋地区会館で「ちとふな いにしえ写真集」の展示を行いました。

=8月20日  「ちとふなまつり」が商店会主催で 駅前広場で開催され、初めて盆おどりが駅広で行われました。

=9月 JUKI研修所跡地に清水総合開発が11階建のマンションを建設することが新しい街づくり条例に基づいて公示されました。また手続きとして条例に定めた住民説明会、意見交換会が開催されました。

=12月13日 世田谷区基本構想審議会第1回会合が開催。千歳船橋地区からも関心のある数人が傍聴しました。

=12月18日 「ちとふなまつり」が駅前広場で開催、「ちとふな22の会」として「ちとふな いにしえ写真集」を展示しました。

 

2012年

=2月12日 保坂区長と語る車座集会 開催 

=3月6日 駅前広場第1回運営準備委員会 開催

=6月3日 「あおばまつり」で「ちとふな いにしえ写真集」を展示しました。

=7月22日 「ちとふなまつり」で「ちとふな いにしえ写真集」を展示しました。

 今年も快晴に恵まれ、いつも以上の人出の中で盛大に商店会主催の「ちとふなまつり」が催されました。 

 「ちとふな いにしえ写真集」の展示も行い、多くの方々が懐かしそうに写真を見てくれました。地元の歴史に対する関心が高いことを再認識しました。

 古い写真だけでなく、現在時点での地元の街の様子などの写真を保存して置き、街の移り変わりを紹介しながら将来の街づくりへの思いを共有できれば良いなと思った次第です。

 これ以降、「駅前広場運営準備委員会」が駅前広場のデザインや放置自転車対策などについて議論をしてきましたが、途中で心無い人が会の運営を個人的利害も絡めて仕切ろうとするなどしたため、円滑な活動ができなくなり結局立ち消えとなりました。

2014年以降については諸般の事情により暫くの間、会としての活動を休止していました。